カテゴリアクセサリー、時計懐中時計機械式手巻き状態傷や汚れあり（詳細） [商品の紹介]SEIKOSHA(精工舎)製のたいへん古い銀無垢の懐中時計、HappyTimeです。

精工舎(服部時計店)は創業当初、自社での時計製造と並行して、スイスから時計の完成品やムーブメントを輸入して販売を行っていました。

HappyTimeもスイスから完成品を輸入していた時期の物と、ムーブメントのみを輸入して精工舎製のケースに入れて完成させた時期の物があります。
この時計の場合、スイス製の銀無垢ケースに見られる刻印が無いため、精工舎製のケースです。

裏蓋内側に三雁印があります。同商標はスイスではKelek(Ernest Gorgerat)が、日本では服部時計店が登録を行っています。(画像参照)
当初はKelek製の三雁を刻印した完成品を輸入しており、精工舎の自社製ケースに切り替えた後もその商標を引き継いだのだろうと考えます。

[製造年代]商標の登録時期等から1900-1915年頃製と考えます。
1900年というと明治33年、ノーベル賞創立(1901年)の前年にあたります。

[機械]
・ムーブメントFHF製エボーシュの10サイズです。

テンプはバイメタルのチラネジ付き。
ブリッジのダマスキーン仕上げや、地板のペルラージュ仕上げは見た目の美しさだけでなく、防錆や金属表面の硬化による耐久性向上の役割も果たしています。

時刻あわせはペンダントセット(竜頭引き)です。
時刻を合わせる際は竜頭を一段引き出して、竜頭を回してください。
・状態動品で、テンプの振りも元気です。
日差は24時間の平置き実測で2分以内でした。

過去のオーバーホール履歴は不明のため、購入された方はオーバーホールに出された方がよいかもしれません。


[ 他にも色々出品しておりますので是非ご覧ください。]
[ケース]
・形状・材質材質はCoinSilver(純度90%以上の銀無垢)、裏蓋の開閉はヒンジ式のオープンフェイスケースです。
・状態アンティーク品のため経年に伴う傷があります。(画像参照)

[文字盤]ホワイトエナメルのダイヤルです。

[サイズ]竜頭含まずの45.3mmです。

[その他] ◆KELEKは1896年にErnest Gorgeratによりスイスで創業しました。クロノグラフやリピーター、コンプリケーションウォッチの製造で有名なメーカーです。

創業間も無い1900年頃においては日本の服部時計店(現SEIKO)と取引があったことでも知られています。
KELEKは1997年にブライトリングに買収され、2002年よりBreitling Chronometrieとなり、Breitlingの高品質なムーブメントに貢献しています。

◆FHF(The Fabrique d' Horlogerie de Fontainemelon　通称:フォンテンメロン)は1793年にスイスで創業した最古のエボーシュ供給メーカーです。
商館時計(コロンやBorel Courvoisier等)や同時代の精工舎がFHFのエボーシュを使用しており、明治期の日本において大きなシェアを獲得していたと考えられます。
1926年にはAS等ともに同業者の共同組合「エボーシュSA」創設など、スイスの時計の歴史にその大きな足跡を残しています。

第一次世界大戦よりも昔の時計で、今も動くものと接する機会はあまりないと思います。
この機会にお手元に置かれてみてはいかがでしょうか。




[お取引について]アンティーク品ですのでノークレーム、ノーリターンでお願い致します。
新品同様の状態を望まれる方、細部が気になる方は入札をお控えいただければ幸いです。

まことに恐れ入りますが、「落札時刻＋48時間後までに発送先のご連絡が無い場合」及び「発送先のご連絡いただいた時刻＋48時間後までにお支払いいただけない場合」はご購入の意思無しとして対応させていただきますので、ご容赦下さい。

なお、日差の記載があるものについては、輸送時の振動による緩急針のズレなどで変化する場合があるため保証値ではありません。
参考値とご理解いただければ幸いです。

また、商品説明に特に記載がない場合は本体のみ(懐中時計なら懐中時計のみ)の出品です。参考画像などは商品に含まれません。

[詐欺について]高額商品について、次点落札詐欺、振込み先変更詐欺が多発しています。
お取引は取引ナビを通してご連絡しており、お客様のメールアドレス宛てにこちらから直接メールを差し上げることはございません。

なお、先日当方の商品を落札された方宛に振込み先変更詐欺のメールがあり、警察と連携して逮捕することができました。
ご協力いただいた各位に感謝します。

[発送について]入金日からご5営業日以内の発送を予定しております。

[領収書の発行について]オークションでの取引は現金の直接の授受ではないため、領収書の発行は行っておりません。

銀行の振込み明細ないし、から通知されております簡単決済の情報やクレジットカード会社から受け取られるご利用明細をもって領収書とさせていただきたいと思います。
※当方が領収書を発行するとこれら明細との二重発行になってしまうため、発行しないよう税務署から指導を受けております。